ハンドメイド作品が完成して、販売する際の値段設定に悩む方も多いのではないでしょうか?
作品の見た目や大きさなど、なんとなくで決めてしまうと「いつの間にか売り上げがマイナスになっていた!」なんてことになりかねません。
作家活動を長く続けるためにも、適正な額の利益は必要です。
この記事では、ハンドメイド作品の販売価格の決め方について詳しく解説しています。
販売価格の計算フォームを使えば、計算が苦手な方でも簡単に適正価格が分かるので、良ければ活用してみてください。
販売価格の計算に含む費用
販売価格の計算には、以下のような費用が含まれます。
中でも忘れがちなのが、梱包費です。
作品の制作にかかった費用は、もれなく計算に含みましょう!
- 材料費
- 梱包費
- 人件費
- 送料
- 利益率(原価の何倍で販売するか)
- 販売手数料
- その他(試作費・交通費・道具代など)
人件費はどうやって決める?
人件費をいくらに設定するかで悩むハンドメイド作家さんは多いと思います。
これがかなり悩ましいテーマなのですが、自分の人件費は、自分自身で決めるしかありません。
- 住んでいる地域の最低賃金を参考にする
- 自分が働いて貰っていた時給を参考にする
- 自分の欲しいと思う金額を設定する
私は、ハンドメイド販売を始めた当初、人件費を0円に設定していました。
始めたての頃は、試作や写真撮影、商品説明文の作成など、慣れないことに時間がかかりすぎて、時給に換算するととんでもなく高額になっていたからです。
活動に慣れてきて作業効率があがってくると、時給計算のイメージもしやすくなかると思います!
中には「まだ自分の作品に自信がなくて、時給をもらうのに抵抗がある」という方もいるのではないでしょうか?
そんな場合でも「いくつか作品も売れて、自信がついてきた!」と思えるようになってから考えたので遅くはないと思います。
900円(自分で考えた時給)÷60分=15円(1分当たりの時給単価)
15円×30分(作業時間)=450円(1作品当たりの人件費)
利益率の相場は?
一般的に、販売価格は原価の3~4倍が適正と言われています。
たとえば、メルカリで原価が1000円のものを3倍の3000円で販売すると、販売手数料の10%(300円)を差し引いて、利益は1700円になります。
3,000円(販売価格)ー1,000円(原価)ー300円(販売手数料)=1,700円(利益)
各販売サイトの販売手数料
現在、各販売サイトの販売手数料は、以下のとおりです。
- iichi・・・20%
- Creema・・・11%
- minne・・・10.56%
- メルカリ・・・10%
- BASE・・・6.6%+40円
- ラクマ・・・6.6%
- STORES フリープラン(月額0円)・・・5%
- STORES スタンダードプラン(月額2178円)・・・3.6%
販売価格計算フォーム
必要事項を入力・選択すると、自動的に販売価格の計算ができるフォームです。
ぜひ活用してみてください!
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
価格設定のために、はじめは考えなければならないことがたくさんありますが、そこさえ乗り越えれば、あとはくり返しなので、少しずつ慣れていきましょう!
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