どーも、めみぃです。
最近、特によく本を読むようになりました。
元々読書は好きな方で、学生の頃なんかは定期的に図書館に行って、借りては返しの日々でした(回顧)。
読むのはもっぱらエッセイ。
と、申し訳程度の参考書とかでした。
たまーに自分を奮い立たせようと、自己啓発本とかも読んじゃったりするんですが、
やっぱりエッセイの世界観が恋しくなってしまうのです…。
小説も、読んでるうちに世界観に入り込んで、ふと現実に戻ってくるあの瞬間が好きだったりしますが
エッセイはノンフィクションです。
そんな身近さとか、現実味がぐっときます。
それとエッセイって、筆者の人柄や色がものすごく出てて、
筆者とおしゃべりしてる感覚になったり、一緒に旅してる感覚になったり。
……と、魅力を語りだすと止まらないので、さっさとおすすめの5選の紹介に移りますね!
それでは、どうぞ!
おすすめエッセイ5選
お話はよく伺っております/能町みね子
あの、「くすぶれ!モテない系」で有名な能町みね子さんの、言うなれば、”盗み聞き”エッセイ…。
その前書きで能町さんも、
こんな有意義な内容がひとつもないものが、文庫化までして後世に残っていいんだろうか。
お話はよく伺っております/能町みね子
なんて書いていますが、
有意義な内容が無いと言えば…。うん、ないかもしれない。
けど、それがこのエッセイの良さなのです!
もともと女性誌で連載されていたものなので、一つのエピソードが、3ページほどと短めです。
合間に能町さんの、なんとも言えないゆるいイラストが挟まっていて、小休止が心地よい…。
「本を読むのが少し苦手」という人にも、ぜひおすすめしたい一冊です。
私、関西に住んでた学生時代は、電車や徒歩移動がメインだったので、決まってイヤフォンをして出かけていたんですが、
地元愛媛に戻ってからは、基本車移動なのでその機会はかなり減りました。
そしたら、まあおもろいことが起きてるもんです、この世の中。
さあさあ!皆さんも、
音楽は家で聴こう!外では人の話を(勝手に)聞こう!
お話はよく伺っております/能町みね子
を、スローガンに町へ繰り出してみましょう!
言えないコトバ/益田ミリ
イラストレーター益田ミリさんのイラストエッセイです。
ズボンなのか、パンツなのか。はたまたパンツ↑なのか、パンツ↓なのか。
「分かる~!」って感じる、些細なことから、「わかる…!」って胸を掴まれるような言葉まで、
益田さん独自の目線で綴られています。
口に出しているコトバよりも、あえて口に出していないコトバのほうが、その人物を知ることができるんじゃないだろうか?
言えないコトバ/益田ミリ
「今の子供はかわいそう」―――大きなお世話だ!
「今の子供がうらやましい」―――なんにも分かってないくせに!
そういう言葉って、この世の中にものすごくたくさん溢れてますよね。
「こんな風に言ったら、相手はこう思うかな」なんて、私もかなり気にしてしまう方ですが、
その上を行く益田さんの気にしすぎには感心してしまいます。
ひとつの言葉に対して、4~5ページにわたるほどの考察をしてしまう益田さんは、
人より気になる分、人以上に言葉で傷付くことが多いんだろうし、
その分、人を傷つける言葉を安易に口にしたりはしないんだろうなあ、と思ったり。
さくさく読み進められるので止まらなくて、1時間で読み終えてしまいました。
きっとあなたにも「わかる~!」って思えるエピソードがあるはずです。
今日も怒ってしまいました/益田ミリ
またまた益田ミリさんのエッセイです。
益田さんの繊細な世界観にどっぷりはまってしまっためみぃでございます。
怒りだけの怒りは救われている。悲しみが含まれていないなら、そんなにたいした怒りではないのだ。
今日も怒ってしまいました/益田ミリ
日常のちょっとした怒りから「いや何それ?!」っていう話まで、益田さんの実体験が綴られています。
私なんかは、嫌なことがあっても、だいたいは言い返せないたちなので、
あとになって、「ああやって言い返せばよかった!」と悔しい思いばっかりします。
布団に入ってもそのことを思い出したりして、怒りの収集がつかない始末です。
きっとそういう方は多いですよね。
益田さんはそんな怒りはため込まず、読んでいるこちらも一緒に怒って、笑って、
最後には、なぜかすっきりしている不思議な本です。
短編のエッセイと4コマ漫画がセットになっているので、これまたさらっと読み進められます。
おすすめです!
東京100発ガール/小林聡美
女優小林聡美さんの気ままな日常エッセイです。
「Pasco超熟」のCMで有名なあの女優さんです。
小林さんの言葉は、飾っていなくて、言葉から溢れるその人柄にほっとします。
私はこの一年で地味ながら4冊もの本を書いている。書きすぎだ。どう考えても。
東京100発ガール/小林聡美
くすっと笑ってしまうエピソードあり、ハラハラしてしまう大事件ありで、
忙しくしているうちに、読み終えてしまいました。
途中途中には、「それ載せていいやつですか?」と思わずにはいられない写真のページがあって、
「私、今小林さん家のアルバムを見てるのか?」と錯覚するほど(笑)
先ほどの益田さんに続き、小林さんの世界観にもすっかり魅了されてしまって、
小林さんの別のエッセイを既に買い込んでしまっためみぃです!
これを読んだら、あなたも小林沼にはまること間違いなしです!
残るは食欲/阿川佐和子
小説家でタレントの阿川佐和子さんのお料理エッセイです。
幼いころから食べることが大好きだった阿川さんが、家族で囲んだ温かな食卓のエピソードから、
大人になった今、1人で作って一人で食べる料理のことまで、さまざまに描かれています。
さあ、これからおいしいものをたべるぞと期待に胃袋を膨らませる瞬間の喜びは、お腹を叩いて、ああ、もう入らない!と叫ぶときよりずっとシアワセだ
残るは食欲/阿川佐和子
ひとり暮らしの食事って、適当に済ませてしまうこともあるけれど、「1人だからできる楽しみ方」があるんですよね。
「大好きな料理」「新たな料理」と向き合う阿川さんのドキドキやウキウキが伝わってきて、
それだけで、こちらまで幸せな気持ちになります。
料理って、「何それ?」みたいな組み合わせが実はものすっごく美味しかったり、
行ったこともない国の料理を食べて、その国に思いを馳せられたり。
料理の持つ不思議な力です。
そんな料理のことを綴ったエッセイから得られるわくわくといったら、たまりません!
素敵なイラストの表紙にも癒されるおすすめの一冊です。
さいごに
ここで5冊すべての紹介が終了でございます。
どうかな…。ちゃんと伝えられてるかな…。
こんな感じで、今後も随時更新予定です!
無類のエッセイ好きめみぃがお送りしました。
お付き合いいただきありがとうございました。
おわりです!
それでは。
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