耐えがたい音ってありませんか?
思わずその場から離れたくなる音とか、イライラしてしまう音とか。
HSPさんは、音の刺激にとても敏感です。
今回は、
- HSPさんが不快感じる音
- 刺激への対処法
をご紹介します。
よかったら、読んでみてください。
HSPとは?
「HSP」とは、Highly Sensitive Person の頭文字をとった言葉で「とても敏感な人」という意味です。
今では、5人に1人がHSPだと言われています。
「HSPのことをより詳しく知りたい」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
HSPは音の刺激に敏感
音の刺激に敏感なHSPさんは、不快な音が聞こえてきたら気にせずにはいられません。
欲しい音だけが耳に入ってくれればいいんですが、どの音も許可なく侵入してきます。
それにイライラしてしまうんですよね。
そして、その情報量はあまりにも多いので、情報を選んで対処するHSPの脳は疲れてしまいます。
HSPが不快な音
赤ちゃんの泣き声や叫び声
ショッピングモールで泣いている赤ちゃんの声が耳に刺さってしまいます。
そんなとき「きっと、赤ちゃんとお父さんお母さんが一番辛いのに」と、申し訳なくもなります。
だから、少しの間は耐えてみるんです。
けれど、どうしても耐えきれなくてそっとその場を離れることもあります。
赤ちゃんの悲しみや、お父さんお母さんの「申し訳ない」っていう気持ちまで全部耳から吸収しているみたいで、辛くなるんです。
カフェの音楽や話し声
ゆっくりお茶を楽しみたいのに、カフェの店内でかかっている音楽の音量がどうも大きい。
音が耳に刺さって頭がガンガンすることがあります。
隣の席のカップルの声が大きめで、カップルの話ばっかりが耳に入ってきてしまうこともあります。
友達とゆっくりおしゃべりしたいのに、音楽やカップルの会話の方に耳のピントが移ってしまう感覚です。
そうなると、友達の声がうまく聞き取れなくなるので、周りの音に気を取られないように友達の声に集中します。
これだけで結構大変ですよね。
人混みやショッピングモール
人混みでは、たくさんの人の声や音がいたるところから聞こえてきます。
耳に入ってくる情報量が多すぎて、もう何が何だか分からなくなりますよね。
必要な音だけ耳に入ってきてくれたらいいのに、全部が耳に入ってきます。
音たち、耳の中で大暴れです。
前から歩いてくる人とぶつからないようにするのも大変で、一緒にいる友達とはぐれないように歩くのも大変です。
人混みでは、周りの人たちに気を使いながら友達の居場所も把握しておく必要があります。
この作業にかなり神経を使ってしまうものです。
こういうときは、友達と腕を組ませてもらうだけでも、考えることが1つ減って少し楽になりますよ。
家族の音
私がリビングでひとりユーチューブの動画を見ていると、寝室にいた夫がやってきて、
おもむろに別の動画を見ながらゲームを始めることがあります。
- 私の動画
- 夫の動画
- ゲーム
ひとつの空間に3つの音が存在している状況です。
これが耐えられません。
皆さんはどうですか?
自分の動画の音よりも夫のゲームの音が気になってしまって、集中できなくなるんです。
こういう時は、私が別の部屋に行くか、イヤフォンをして過ごすようにしています。
大きな咳やくしゃみ
「なんでそんなに大爆発させるの?」っていう人がたまにいますよね。
あ、私の夫です。
あの大きな爆発音が苦痛なので、音を小さくできないか何度か交渉したことがあるんですが、
くしゃみをしている本人は、その技法でしかくしゃみができないらしいのです。
交渉決裂です。
もう自分がどうにか我慢するしかないので、
夫の「くしゃみがでるよ?」っていう仕草に気付いたら、ぐっと耐える準備をして切り抜けます。
音の刺激の対処法
ここまで、HSPさんの刺激になりやすい音をご紹介しました。
「それわかるな~」ってもの、ありましたか?
私も、これらの音の刺激すべてにうまく対処できているわけではないのですが、
これまでの経験から「こりゃいいぞ」と実践している方法がいくつかあるので、よかったら試してみてください。
不快な音を遮断・心地よい音楽を聴く
- 耳栓
- イヤーマフ
- ノイズキャンセリングイヤフォン
- ヘッドフォン
これらを使って、不快な音を遮断したり、心地の良い音楽を聴いたりすることで、過度に刺激を受けずにいられる場合があります。
友達とおしゃべりするときには使えませんが、1人の時や会話が不要なときにはかなりおすすめです。
ただ、外界の音が遮断されることで起きる危険もあると思うので、使う場所には気を付けたいですね。
前日には十分な睡眠をとる
睡眠不足だと、より刺激に敏感になってしまいます。
疲れているときって、ちょっとしたことにもイライラしてしまいますよね。
そうならないためにも、できる限り十分な睡眠をとって、心と体を休ませておくことが大切です。
「なんだか今日、眠れないかも?」という日に私が実践している方法をまとめた記事です。
人の少ない時間を選ぶ
過度な刺激は受けたくないけど、ショッピングモールは好きなんですよね~。
目的がなくても、ついつい足が向かっちゃいます。
私は、ショッピングモールへ行くとき、できる限り夕方から出かけるようにしています。
閉店が21時であれば、18時頃に行きます。
休日でもこのくらいの時間になれば、ゆっくりショッピングや食事を楽しむことができます。
閉店が近くなると少し寂しい気持ちになりますが、昼間に行くのとでは疲れ方が全く違うのでかなり良いです。
音以外のストレスを軽減しておく
音以外の刺激の例です。
- 空腹
- のどの渇き
- 暑さ・寒さ
私の場合は、お腹がすくと体が重くなってイライラしてしまうので、できるだけ空腹にならないように気を付けています。
音の刺激でストレスを感じている上に、さらなるストレスが重なってしまうと大変なので、
自分が気を付けて軽減できるストレスには、あらかじめ備えるようにしてみるといいかもです。
さいごに
一緒にいる人によっては、イヤフォンを使えなかったり、十分な休憩がとれなかったりという場合もありますよね。
私は、どうしても皆と一緒に楽しみたくて、つい頑張りすぎてしまうときがあります。
家に帰るころにはへとへとになっていますが、そんなときには、疲れてしまったこころとからだを十分に休めてあげましょう。
また明日から頑張りましょ。
おわりです。
それでは!
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