最近よく、HSPがタイプ分けされていますよね。
HSPの中には、一見するとHSPとは分からないタイプの人がいるんです。
今回は、その中の一つ「外向的なHSP」についてご説明しますね。
HSP?HSS?アルファベットが並んでいて難しい…。
一緒に見ていきましょう!
HSPとは?
「HSP」とは、Highly Sensitive Person の頭文字をとった言葉で「とても敏感な人」という意味です。
今では、5人に1人がHSPだと言われています。
「HSPのことをより詳しく知りたい」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
外向的なHSPとは?
外向的なHSPは、内向的で一人の世界を好むHSPと違って、外向的で好奇心旺盛なタイプです。
HSS型HSPといわれることもあります。
HSSというのは、High Sensation Seeking の頭文字をとった言葉で「高い刺激の探求」という意味。
- High=高い
- Sensation=刺激
- Seeking=探求
まとめると、HSS型HSPは「とても敏感なのに高い刺激を求めてしまう人」のことです。
そんな性質を持っているHSS型HSPの多くは、大勢の中でいる方が心地良いと感じるようです。
HSPの30%がHSS型だと言われています。
HSS型HSPの特徴
HSS型HSPは新たな刺激を求めるので、単純作業やルーティンワークが苦手です。
一方で、敏感で疲れやすい性質も持っているので、刺激を受けすぎると、心と体のバランスを崩してしまうことがあります。
HSS型HSPが抱えている矛盾
さきほど「HSS型HSPの特徴」で書いたように、
HSS型HSPは、対照的な特性をあわせ持っています。
これは、もともと内向的だったHSS型HSPが、社会に適応するために外向的になっただけだからです。
HSS型HSPの中には、内向的なHSPとしての特性が変わらず存在しているということです。
大勢の人といるのが好きなHSS型HSPも、ずっと誰かと一緒にいると疲れます。
内向的なHSPと同じくらい、入ってきた情報の整理に時間がかかってしまうからです。
そして、新たな情報を求めて人と会ったり調べたりするうちに、たくさんの刺激に触れるので、
その分、傷つくできごととの遭遇も多くなってしまいます。
この矛盾に悩まされるHSS型HSPさんは多いようです。
HSPが外向的になる理由
大家族の中で育ったから
外向的なHSPには、大家族の中で育った人が多いようです。
大家族と過ごしてきたHSPは、大勢の人の中にいることで安心だと感じます。
人によっては、学生寮やシェアハウスで大勢の人と暮らした経験が影響することもあります。
内向的でいられない環境だったから
内向的な自分でいることを許されない圧力が身近にあったのかもしれません。
そうなると、外向性を身に付けざるを得ませんよね。
また、HSPは幼いころからとにかく察しが良いので、
「外向的な方が社会的に認められやすい」「外向的な自分の方が両親を喜ばせられるかも」
そんな風に考えて、自然と外向的な自分を演じ始めるケースもあります。
HSS型HSPあるある
と、ここでHSS型HSPのあるあるをまとめてみました。
私が特に共感できたものを抜粋したんですが、皆さんはどうですか?
● 人と会う約束の日が近付くと面倒くさくなる
●「おおらかで明るくひょうきんな人」を演じようとしてしまう
● 余裕がなくなると、本性がとたんに顔を出す
● 自己評価は低いが、認められたいという思いは強い
● 完璧主義の反面、ものすごく雑
● みんなと同じじゃないものが好きだ、という自分の意外性が好き
● 勘が良くたいていのことは見様見真似でできる
HSP/HSS LABOHSP/HSS LABO https://hsphsslabo.com/ より一部抜粋
私も「急遽明日会う」という場合はなんともないんですけどね、
約束の日までしばらく空いてしまうと、前日や当日になって面倒になるんです…。
あるある…。
私、結構「部屋汚いやろ~」とか「寝たら忘れるタイプやろ~」とか言われるんです。
実際は全くそんなことないんですよ。
だけど、なぜか「いや~そうなんですよ~」ってヘラヘラしながら認めちゃうんですよね…。
タイプに縛られないことが大切
ここまで、内向的なHSPとタイプ分けされる「外向的なHSP」のことをお伝えしてきました。
タイプ別の特性を知ることが、より自分らしくいるためのヒントにつながるかもしれません。
ただ、ここで大切なのは、タイプに縛られ過ぎないということ。
特定のタイプに自分が当てはまっていると知ると、自分からその型にはまってしまう可能性があります。
そして、そのことに縛られていると、あなたが持っている本来の力や新たな可能性が発揮されないかもしれません。
HSPのタイプ分けは「人の特性はそれぞれ」ということを理解するためのツールとして使うくらいで丁度良いと私は思っています。
私たちは、人にはそれぞれの考え方があることを意識していないと、いつの間にか「みんな自分と同じだ」と思ってしまうことがあるからです。
恋人が自分とデートをするよりも一人でいることを選んだら「会いたくないのかな」と考えてしまうことがあります。
だけど、それは「自分はいつも恋人と一緒にいたい人」で「恋人は一人の時間が必要な人」だっただけかもしれませんもんね。
そんな風に考えられたら、HSPの人もそうでない人もお互いがお互いを思いやれるんじゃないかな、と思うんです。
今回は、この辺りで終わりです!
それでは。
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