最近、いろんなところで耳にする「HSP」という言葉。
HSPって何?
ざっくり簡単にHSPのことを知りたい。
という方にも読みやすいように、簡単にわかりやすくまとめてみました。
HSPのセルフチェックリストも載せているので、気になる方はやってみてくださいね。
HSPとは?
「HSP」とは、Highly Sensitive Personの頭文字をとった言葉で「とても敏感な人」という意味です。
- Highly = とても
- Sensitive = 敏感な
- Person = 人
「とても敏感」って言われても、なかなかピンとこないですよね。
HSPが自分の「敏感さ」を感じるタイミング
人によって違うので、全部は書ききれませんが、
例えば、私の場合は、
誰かが怒っていると、それが自分に向けられた怒りでなくても、強いストレスを感じてしまう
大きな音や、強い匂い、鋭い光を不快に感じることがある
相手のちょっとした表情の化に気付き、自分の言動が相手を嫌な思いにさせたのではないかと考えて悩んでしまう。
こんな感じです。
あなたにも当てはまるものがありましたか?
こんな風に、タフな人にとっては何も気にならないことが、HSPさんには、気になってしまうことがあるんです。
その分、想像力を働かせて、物事を深く考えます。
普段からいろんなことを敏感に察知しているので、人より疲れやすかったりもします。
HSPは病気ではない
世の中の、およそ5人に1人がHSPだと言われています。
HSPは病気ではなく、生まれ持った性質です。
人が男性と女性に分かれているように、人を「敏感な人」と「タフな人」に分けたというだけです。
「敏感な人」と言うと、どういう言葉を連想しますか?
- 神経質?
- 内気な性格?
- 恥ずかしがり屋?
典型的なHSPの人は、控えめで、物事とじっくり向き合うので、これまで「内気な性格の人」と、思われていました。
なんとなく「外交的で明るい人」が好まれてきた社会で、HSPさんの持つ深く物事を考える力は埋もれていたみたいです。
最近では「とても敏感」なことで発揮される能力に注目され始めたので、HSPという言葉がよく聞かれるようになってきました。
HSPが得意なこと
HSPさんの敏感さは、自分自身を疲れさせることもありますが、その能力が発揮される場面もたくさんあります。
- 一度にたくさんの情報を吸収できる
- 音や匂いなどのちょっとした違いにも気付ける
- 物事を深く考えることができる
- 相手の気持ちを察知できて、気配りが上手
- 誠実で責任感がある
- 感受性や想像力が豊か
豊かな想像力を持っていることから、アーティストにはHSPの人が多いと言われています。
HSPのことを知るのにオススメの本
もっと詳しくHSPのことを知りたいという方には、この本がオススメです。
「鈍感な世界に生きる敏感な人たち―――イルセ・サン」
周りと違うことで悩んでいた大学時代、いつも行く書店の隅っこでこの本を見つけました。
読んでみると「これだ!!」って、それまで感じていたモヤモヤが晴れた感覚がありました。
↓この本を詳しく紹介した記事です↓
HSPセルフチェックリスト
先ほどご紹介した「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」の出版社であるディスカヴァー・トゥエンティワンが、
簡単なHSPセルフチェックリストを掲載しているので、気になる方はぜひ試してみてください。
本には、より細かなチェックリストが載っています。
さいごに
物心ついたころから、自分だけ周りとちがう感じがしていました。
自分の言動や人の反応が気になって悩んでも、周りからは、「気にしすぎ」と言われるだけで。
だから、気にせずに生きているみんなが普通で、気にしすぎている自分がだめなんだと思っていました。
けれど、HSPというものの存在を知って、自分がHSPの気質を持っていると分かってからは、
それまで人より劣っていたと思っていた部分が、自分の魅力でもあると気付けるようになってきました。
今は自分のこと、わりと好きです。
だから、HSPのことや私の経験を発信して共有することで、
今、昔の私と同じように悩んでいる人のモヤモヤが少しでも晴れたら嬉しいな、と思います。
おわりです。
それではっ。
コメント